TOP > 壮健接骨院・鍼灸院 日記 > 『痛みの錯覚をしていませんか?』
「痛み」を訴えて来院される方の中には、少なからず痛みを自分自身で作り上げてしまっている方がいらっしゃいます…それって…どういう事?
《幾つかの例をあげてみます》
例)患者Aさんの場合:一カ月前に肩の関節に張る感じがあったので、湿布をしたりして様子を見ていたが、悪くはないけど良くならないので、友達に聞いたら(動かした方が良いのよ!)、と聞いたので肩をグルグル回したり、痛む所を叩いたりしていたら、肩が挙らなくなり、腕が全体的にだるく寝てても痛い状態になった為、整形外科でレントゲン検査の結果、五十肩と診断され一年は罹りますと言われた…と来院。☆問診により肩が勝手に痛みを増したのではなく、痛い本人が痛くしていることを説明し出来るだけ肩に無理をかけないことを指導し四週間の治療で改善。
例)患者Bさんの場合:二週間前に植木の植え替えをしてから胸に違和感を感じ、日を追う事に痛みが増し、深呼吸をしても痛くなり、内科で血液検査と胸のレントゲンを撮ったが異状なし。
大学病院の整形外科で首と背中のMRIを撮ったが異常なし、三日間痛み止めを飲んだが改善せず当院に来院☆問診をすると…(胸の違和感部位を…痛いから…いつもグリグリ揉んでる…とのこと)実は、この行為が痛みを増幅させていたのです。※患部を触らないことを指導…一週間程で全く痛みも完全に無くなりました。
つづく